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◆統計学 (選択科目)
公認会計士試験の選択科目である統計学は、
記述統計とデータ解析、確率、推測統計、相関・回帰分析の基礎が出題されます。
選択科目というわけで、統計学のほかに経済学、経営学、民法の中の1科目を選択すればいいので、
この科目を選択しなくてもOKです。
学習時間は選択科目の中では少な目ですが、微分積分やΣ(シグマ)が出てくるため、
数学が苦手な人は他の科目にしたほうが無難かもしれません。
ですが、ボリュームが少なく、計算問題のため特にすれば高得点も期待できる科目です。
ボリュームが少ない計算問題ということで、経済学の素養がない方で、数学は特段苦にならない方、
理工系の方などは、統計学を選択してもいいかもしれません。
統計学は、旧試験制度の第2次試験でも出題がなく、新試験制度で出てきた新しい科目です。
統計学は論文式試験のみで出題される科目です。
◆出題範囲例
統計学では、以下のような項目から出題されます。
◆記述統計と確率
◆記述統計
- 度数分布表とヒストグラム
- 平均、中央値、最頻値などの位置の尺度
- 分散、標準偏差、変動係数、分位点
- 散布図、共分散、相関係数
- ローレンツ曲線、ジニ係数
- 時系列データと移動平均
- 価格指数、数量指数
◆確率
- 事象と確率空間
- 条件付確率、事象の独立性
- ベイズの定理
- 基本的な確率の計算
◆確率分布と期待値
- 確率関数、確率密度関数、分布関数
- 同時分布、周辺分布、条件付分布
- 期待値と積率(モーメント)
- 確率変数の独立性
- 分散、標準偏差、歪度、尖度
- 共分散と相関係数
- 条件付期待値、条件付分散・共分散
- 事前分布と事後分布
◆さまざまな確率分布
- 二項分布と超幾何分布
- ポアソン分布、その他の離散分布
- 正規分布
- カイ二乗分布、t分布、F分布
- 指数分布、ガンマ分布、ベータ分布
- 対数正規分布など、その他の連続分布
◆推測統計・変数間の関係
◆母集団と標本
- 有限母集団と無限母集団
- 復元抽出と非復元抽出
- 層別抽出、多段抽出などの抽出法
- 標本誤差と非標本誤差
- 大数の法則
- 中心極限定理
- 実験計画の考え方
◆点推定
- 統計量、推定量
- 不偏性、一致性
- 漸近正規性
- 最良(線形)不偏推定量
- 頑健な推定量
- ベイズ推定量
◆区間推定
- 信頼係数と信頼区間
- 平均に関する区間推定
- 比率に関する区間推定
- 分散に関する区間推定
- ベイズ区間推定
◆仮説検定
- 帰無仮説と対立仮説、二種類の過誤
- 有意水準、P値、事後オッズ
- 片側検定と両側検定
- 平均に関する検定
- 比率に関する検定
- 分散・分散比の検定
- 分割表におけるカイ二乗検定
◆相関係数と回帰分析
- 無相関性の検定
- 回帰モデル(単回帰と重回帰)
- 最小二乗法とガウス・マルコフの定理
- 外れ値と頑健な推定法
- 回帰係数に関する検定(t、F)
- 決定係数、重相関係数、共線性
- 1元・2元配置分散分析とF検定
- 共分散分析とダミー変数
- 誤差項の系列相関、ダービン・ワトソン検定
- 時系列モデル、ランダム・ウォーク
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